假名就免了吧,太多了……
ある吹雪の夜、家路を急いで雪山を降りていた茂吉という男がいました
その道の途中、茂吉は髪の长い银色の衣をまとったとても美しい女性と出会った。
女はすがるような眼差しで茂吉にこう言った。
「足を挫いてしまってもう一歩も歩けません…
どうか私の家まで连れて行ってくださいませんか…?」
茂吉は女に家はどこか?と寻ねると、女は黙って道のない真っ暗な森を指差した…
「よしわかった」と茂吉は力强く答え、背负っていた笼の中に女を入れて、
山の奥へと歩いて行った…
だが歩いて行けども行けども、雪が深まるばかりで家なんて见えてこない
茂吉は寻ねた「わしは道を间违っていないか?」女は无言でうなずく
女は待っていた、茂吉が疲れ果てて自分を投げ出すのを…
そう、女の正体は男を人里离れた山奥に诱い出し、精魂尽きた所で
その魂を喰らっていた雪女だった。
やがて茂吉の歩みが遅くなり、しばらく黙っていた茂吉の口が微かに动いた
「娘さん…」
女はそれを待っていたかのように、口元に笑みを浮かべて答えた
「はい…何でしょう?」
茂吉は息を切らせながら绞り出すような声でこう言った
「寒くないか?」
茂吉の意外な问いに女は戸惑い、言叶に诘る
茂吉は寒さで感覚の无くなった足を必死で踏み出しながらさらに続けた
笼の中はきつくないか?腹は减っていないか?
もう少しの辛抱だから顽张れ!顽张れ!!
女は「はい…」としか答えなかったが、
次第にその声は弱くなり、遂には闻こえなくなった。
心配になった茂吉は足を止め、笼の中をのぞいたら…
中には女の姿は无く、変わりに大量の雪が银色の衣に包まれるように入っていた…
茂吉の暖かい真心が雪女の冷たい心を溶かしたのだった
茂吉(しげきち/もきち)というと男が吹雪の中で1人の女が座っているのを见つけ、その前で声をかけるとその女はとても绮丽な颜をして可哀想な様子で道に迷ったと言いました。茂吉はその女にどこに住んでいるのか寻ねると女は一言も话さずも暗く深い山奥を指差しました。茂吉はその女を自分の背负い笼に乗せ山奥に向かいました。その女は実は雪女だったのです。男が疲れて自分を下ろすとその魂を吸い取ってしまうのです。男の歩みがだんだん遅くなると雪女は冷酷な笑みが広がっていきました。茂吉が振り返ると雪女は辉くような笑颜で见つめ返しました。茂吉は固く闭じていた口を开いて寻ねました「寒くないか?」雪女は惊いて返事ができませんでした。茂吉は歩きながら「寒くないか?」「腹は减ってないか?」「がんばれよ」と话し続けました・・雪女はずっとうなずき返すことしかできませんでした。茂吉の声はどんどん小さくなり最後には声がでなくなってしまいましたがそれでもあきらめませんでした。そして振り返ってみると背负い笼の中には何もなく、ただ雪があるだけでした。茂吉の优しい心が雪女の冷酷な魂を溶かしてしまったのです。